StorCliコマンド(1)

SAS HDDのSMARTエラー確認方法を続けてみてきましたが、サーバーについてはあまりSMARTエラーを見てどうこうすることはありません。というのも、RAIDコントローラで個々のHDDの状況を見ていて、それで事足りるからです。

通常は、各H/Wメーカーから出されているRAID管理ソフト(MegaRaidStorageManager等)から確認するのですが、CLIベースのLinuxだったりするとその辺が面倒な設定が必要だったりします。

そこは、うまく考えられていて主流のRAIDコントローラのメーカーであるLSI(Avago->Broadcomに買収)社でStorCliというコマンドを用意してくれています。それを確認していこうと思います。

一連のマニュアルは https://docs.broadcom.com/doc/12352476 にありますので適宜参照ください。また、StorCli自体もBroadcomのサイトからダウンロードできます。サポートされているRAIDコントローラおよびOSを確認してダウンロードください。

まずは手始めにRAIDコントローラの情報を確認します。root権限で実行します。

# storcli /c0 show all

かなりの情報が出力されますが、モデル名のみ知りたいときは

# storcli /c0 show all | grep Model

とすれば、ここではModel=PRAID EP420iというRAIDコントローラを積んでいることがわかります。

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