SAS HDDのSMART情報を取得(1)

HDDにはSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)情報というものが備わっていて、そのHDDのいろいろな情報を得ることができます。たとえば、通電時間が何時間だとか、エラー回数が何回だとかという感じで、それらの情報が得られればHDDのヘルス状況がわかるので故障の前に何らかの対処ができるのが利点です。

SATA等のHDDのSMART情報を得るには、フリーのソフトが多く存在します。たとえば以下のCrystalDiskInfo

CrystalDiskInfo - Crystal Dew World [ja]

CrystalDiskInfo について 一部の USB 接続や Intel RAID、NVMe に対応し、ディスクに異常があればメールや音声で通知してくれるディスク (HDD/SSD) ユーティリティです。…

は有名です。ただ、サーバーなどに接続されているSAS HDDについては対象外となっているようです。

そこで、ここからの記事はSAS HDDのSMART情報を表示しようとする試みです。

まずは、ハードを用意しないといけないので、以下の機種を準備。

Fujitsu PRIMERGY RX200 S7

https://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/product-navi/html/rx200s7-201203-pyr207r2n2.html

また、RAIDカードとしてD2616というコントローラを準備しました。これはLSI2108チップを搭載したRAIDカードです。

https://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/peripheral/pdf/card/py-sr2c2.pdf

まず、適当にSASでもSATAでもいいのでこのサーバーに1本 HDDを装着して、RAID0を組んでそこにCent OS7をインストールします。RAIDの組み方等は以下リンクを参照。起動時にWEBBIOSというRAIDカードに組み込みのプログラムを使用します。

https://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/manual/peripdf/b7fy-2531-01.pdf

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