LinuxにTimesNewRomanフォントをインストール
たいていのUbuntu派生フレーバーを導入すると、OfficeソフトとしてLibreOfficeがインストールされます。それは喜ばしいことなのでしょうが、LibreOfficeMathを使おうとすると、数式フォントが以下のようによろしくありません。

WindowsでLibreOfficeMathを実行すると、きれいに出力されるのはなぜ?と思っていましたが、フォントが違うのですね。Windowsでは数式フォントをTimesNewRomanにしてあって、LinuxではOpenSymbolというフォントになっています。LinuxでもTimesNewRomanにすればよいのでしょうが、このフォントがLinuxには入っていないのです。
そこで、TimesNewRomanをLinuxに入れてしまおう、ということです。ネットを調べればいくつも出てくるのですが、以下のサイトを参考にしました。
まず、Multiverseというリポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository multiverse
これはTimesNewRomanに限らず、ImpactとかArialとかも含まれています。いよいよインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install ttf-mscorefonts-installer
途中でいろいろ聞いてきますが、<了解>とか<Yes>とかを選択すればいいです。
無事インストールできたら、フォントのリストを更新します。
sudo fc-cache -fv
ちゃんとインストールできたかは以下コマンドで調べられます。
fc-match TimesNewRoman
これでLibreOfficeMathで設定してあげればOK。メニューバーで書式->フォントの順に選んで変更ボタンからMathを選択。

TimesNewRomanを選択、斜体にチェックを入れてOK。

他の項目も適当に設定して、既定ボタンを押して起動したときに自動で使われるフォントとして設定後、OK。フォントサイズとかも設定できるのでそこはお好みで。
いい感じになりました。
