HDD/SSDの詳細情報(5)

hdparmコマンドを使うと、HDD/SSDのSecure Eraseも可能です。外部に漏らしたくないデータも完全に消去することができます。通常はLinuxのライブDVDで起動させて、ライブDVD上で実行するとよいと思います。

さて、Secure Eraseを実行前にPCに搭載されているディスクがSecure Eraseに対応しているか確認する必要があります。そこで、前回と同様

hdparm -I /dev/sda

のコマンドで確認します。出力結果のSecurityの項目に注目します。

上記例では「frozen」となっていますが、ここが「not frozen」でないとSecure Eraseはできません。「not frozen」にするにはPCをサスペンドさせて復帰させるなどの方法をとる必要があります。Secure EraseにはEnhanced Secure Eraseというのもあってより拡張されたSecure Eraseですが、上記例ではそれがサポートされています。

さて、晴れて「not frozen」となったディスクをSecure Eraseさせるにはまず、ディスクパスワードをかける必要があります。パスワードはSecure Eraseで消えてしまうので何でも構いません。以下例では「password」としています。

# hdparm --user-master u --security-set-pass password /dev/sda

再度、

hdparm -I /dev/sda

で確認し、「Enabled」になっていればOK。

次にいよいよSecure Eraseの実行です。

hdparm --user-master u --security-erase password /dev/sda

上記例では70分くらいかかるとのこと。始まったら経過時間等は何も表示されませんので気長に待つだけです。

HDD/SSDの詳細情報(5)” に対して1件のコメントがあります。

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